2015/12/14
こんばんは!
今日はお血と不眠です。
不眠というと範囲がかなり広いので
今日は絞って東洋医学的に解説していきます。
まず「心(火)」と「腎(水)」というものがあります。
※少し違いはありますが、現代の心臓、腎臓と思ってください
この二つは互いに調和し
『心(火)で腎(水)を温め、腎(水)で心(火)を冷ます』
というように体のバランスをたもっています
例えば)更年期の「のぼせ」
歳をとっていくと「腎」が少なくなっていきます
ということは、腎(水)の心(火)を冷ます作用が弱くなるため
体のバランスが崩れ
心(火)が燃え上がってしまい、体の一番上
つまり、頭に熱が溜まります。
そのため「のぼせ」という症状が現れます。
簡単に言うと
「心(火)」は燃え上がるため上半身に症状が現れ
「腎(水)」は下に沈んでいくため下半身に症状が現れます
そして「心」には
『血脈をつかさどる』をいう大切な作用があります。
現代でいうと血液を巡らせるという感じです。
お血はどろどろした汚い血ですから
血流が悪くなります。そうすると
「血脈をつかさどる心」はうまく作用できなくなり
熱が溜まっていくようになります。
その熱は頭へ昇っていき
「不眠」になります。
お血の特徴的な症状「冷えのぼせ」の場合
心が不調になるため、腎とのバランスが崩れ
「上半身はほてり、下半身は冷える」という風になります。
お血で全身に多彩な症状が出るのも
体のすべては血液で栄養され、その血液を巡らすのは心、心の調子をお血は乱す。
為です。
そのほかにも
心は『神志(心、精神)をつかさどる』機能も持っているため
心の調子が悪くなると
「不眠」は現れやすくなります!
※そのほかにもたくさんの要素があります。
~お血の豆知識~
寒い時に辛い鍋、とても美味しいですが、
汗かいた後注意です。