2016/02/29
こんばんは!
出張多賀治療院です。
今回は井原市在住の40代女性、肩こりに対する治療を書いていきます。
主訴:肩こり【20年ほど前から】
症状:デスクワークの為、パソコンを一日中見ている。
天気に左右されやすく、天気が悪いと
頭痛までする。
肩こりに左右の差は無い。
肩の状態:僧帽筋、肩甲挙筋、斜角筋
の緊張が特に強い。
首と頭の境目(後頭線上)に
緊張の強いポイントがある
肩甲骨の動きが悪い
治療:首、肩、背部のマッサージ
上記の筋肉や緊張が強いポイントに鍼
痰濁を改善する鍼
胃腸の調節する鍼、灸
肩甲骨まわし
施術後:症状10→4に軽減
肩甲骨の動きが良くなり
肩の可動域が広がった
慢性的な肩こりの為、二週間に一回の治療
現在は安定して4ぐらいになっている。
この患者さんの肩こりは
「筋肉の緊張、痰濁、肩甲骨の動き」からきています
筋肉の緊張と肩甲骨の動きは、デスクワークにより
長時間の同じ姿勢をとるためです。
痰濁とは、
東洋医学の言葉で、体の中に〈湿〉が溜まっている状態です。
※〈湿〉=湿気みたいなもの
天気が悪いと〈湿〉が増え、体の中にため込んでしまいます。
そして、痰濁となり肩こり、頭痛を引き起こします。
〈湿〉をため込みやすい体質の人の特徴として
天気が悪いと悪化する、むくみやすい、胃腸の機能が弱い
などがあげられます。
肩こりだからといって、
ただマッサージしたり、鍼を打つだけでは
その場しのぎにしかなりません。
その人の肩こりがどうして起こっているか。
様々な観点からとらえ、分析することで、
当院では高い効果を提供してます。