2016/03/09
こんにちは!
出張多賀治療院です。
今回は玉野市在住の女性
膝痛の治療の様子を紹介します。
主訴:右ひざの痛み
症状:5年ほど前から痛みがあり
病院で変形性膝関節症と診断された。
膝は内側が痛み、階段の下りが特にしんどい。
水は溜まっていない
股関節の動きが悪く、腰の筋肉の緊張も強い
膝の状態:内側広筋が痩せており、
完全に伸ばしきったり、曲げたりができない。
大腿部と膝窩に圧痛点がある
治療:大腿部と膝窩周囲、腰のマッサージ
股関節の動きを改善
膝の内側を中心に圧痛点に鍼
内側を中心に温灸
膝、腰、臀部中心にストレッチ
トレーニングの指導
施術後10→5ぐらい
二週間に一回のペースで治療している。
今回の患者さんの膝痛は
膝周りだけでなく
股関節や腰からも影響が出ていました。
膝をかばっていると
股関節や腰に大きな負担が
かかってしまうためです。
治療の目的は人それぞれです。
完全によくなりたい人から、今の痛みを半分ぐらいにしたい人まで
様々です。
今回の患者さんのような
変形性膝関節症では、骨や軟骨が変形する為
完全に痛みをとることは難しくなってきます。
しかし、マッサージや鍼で筋肉を緩め、
同時に簡単なトレーニングを行い、
膝に筋力をつけてあげることで
膝にかかる負担が減り
痛みを限りなく軽減させることができます。
痛みが半分になるだけでも
人の生活の幅は大きく広がります。
今回の患者さんの場合は、
今までは痛みで外が歩けなかったが
痛みが軽減したことで歩けるようになり
歩くことでさらに筋力がついて
膝の調子が良くなっています。
今回のような根治が難しい症状では
うまく体と付き合っていくことも
大切になってきます。