2016/04/05
こんにちは!
出張多賀治療院です。
今日は岡山県岡山市在住の男性
「股関節からくる腰痛」の改善例を紹介します。
主訴:慢性腰痛
症状:ずっと同じ姿勢だと悪化するが
基本的にはいつも痛い。
痛みと重だるさがあり、お風呂に浸かると
多少は楽になる。
しびれや感覚の異常は無い
腰の状態:脊柱起立筋、腰方形筋、殿筋
のはりが強い、右>左
右股関節の動きが悪く、仙腸関節も硬い
左右の筋肉の盛り上がりが違い
右が盛り上がっている。
(骨盤右後方回旋)に近い状態
治療:背中、腰、臀部のマッサージ
背中、腰、臀部の最大圧痛点に鍼
股関節と仙腸関節の動き改善
全身ストレッチ
施術後:10→3
股関節の運動を指導
5回治療し、腰の状態、股関節の状態が
改善されたため、自宅ケアをしてもらい、終了
まず股関節と腰の関係ですが
股関節も脊椎も「骨盤」に連結します。
その為、骨盤が土台になってきます。
股関節が悪いと
体重のかかり方が一方向に片寄るため
骨盤が傾くようになります
その傾きが腰に影響し
腰痛になります。
基本的にはこのメカニズムですが
その中に
・仙腸関節の動きが悪くなったもの
・梨状筋(お尻の奥の筋肉)が硬くなり
坐骨神経を圧迫しているもの
・股関節の痛みがあるもの
などいろいろな付加があります。
股関節の痛みがある場合は
痛みを取る必要がありますが、
股関節には痛みが無く
腰痛のみある人がほとんどです。
その為、腰の筋肉ばかりが注目されがちですが
腰の筋肉を緩めながら股関節の改善も行うことで
グッと腰痛は楽になってきます。
また、股関節が悪くなると
腰痛だけでなく、膝も悪くなりやすいです。
股関節に痛みや症状は無くても
左右で動き方が違ったり
骨盤のでっぱり、傾き具合が違う人は要注意です。
次回、骨盤のストレッチについて紹介しますので
是非おこなってみてください!