- ホーム
- >
- 自律神経と更年期障害を自宅で治療|岡山の出張整体・鍼灸
自律神経と更年期障害を自宅で治療|岡山の出張整体・鍼灸
2016/09/02
『疲労感、めまい、ふらつき、ほてり、耳鳴り、不眠、頻尿、
多汗、イライラ、落ち込み、うつ症状、感情の起伏が激しい』
これらは自律神経失調症の代表的な症状です。
最近、患者さんと話していても
更年期、自律神経という言葉をよく耳にするので
今⽇は
『⾃律神経失調症って何?』
『⾃律神経失調症と更年期障害の違い』
『症例と治療⽅法』
この3つを中心に話していこうと思います。
『⾃律神経失調症って何?』
⾃律神経は⾃分をコントロールする神経のことです。
⾞で例えると
アクセルの働きをする「交感神経」
ブレーキの働きをする「副交感神経」
この2つを合わせて自律神経と言います。
交感神経と副交感神経は互いに調整し合い
うまく体のバランスを取っています。
⾃律神経失調症とは
この「交感神経」と「副交感神経」のバランスが崩れ
上記のような
アクセル踏みすぎの症状
【ほてり、⽿鳴り、不眠、多汗、感情の起伏が激しい、等】
ブレーキ踏みすぎの症状
【疲労感、落ち込み、うつ症状、感情の起伏が激しい、等】
が現れるものです
また、⾃律神経失調症は
「⾃分がおかしくなってしまったことが自覚できる」
「他⼈から嫌がられる」
など、症状以外にも辛い思いをすることの多い疾患です。
『自律神経失調症と更年期障害の違い』
まず更年期障害について紹介します。
更年期障害とは
更年期(40 代後半〜~50 代前半)に入り、⼥性ホルモンの分泌が急激に減少する
ことで、⾃律神経を乱し、自律神経失調症のような症状が現れる女性特有の症状です。
自律神経失調症とよく似ているので区別が難しいですが
【⾃律神経失調症は更年期障害の代表的な症状の1つ】
と考えられます。
一見同じようなものですが、本質が⼤きく異なり
⾃律神経失調症→ストレス、⽣生活リズムの乱れなど
更年期障害が元の自律神経失調症→⼥性特有の体質から
に分けられます。
ここを見逃して自律神経失調症とひとくくりに治療しても
思ったような効果が望めないことがほとんどです。
それでは
『症例と治療方法』
岡⼭山市在住、50 代⼥性 ※許可を頂いて載せております。
【ふらつきやめまいが強く、通えないため出張治療を選択】
主訴:⾃律神経失調症(更年期なし、臓器等異常なし)
現病歴:1か月前に病院で自律神経失調症と診断された。
めまいとふらつきが強く、物をつかんでいないと怖い
会社を半月ほど休んでおり、迷惑をかけている罪悪感から
少し気分も落ち込んでいる。
肩こり、首筋のコリが強く、痛くなると
めまいやふらつきがひどくなる。
状態:めまい→浮動性
それによりふらつきが出ている
睡眠はとれているが、よく夢を見る
治療:東洋医学的なアプローチと
肩こり、首痛の治療
まず
自律神経失調症や更年期障害の疑いがある方は
一度、専門医を受診し臓器などに異常が無いか
チェックしてください。
基本的には
臓器等に何も異常が無い場合のみ、鍼灸治療は適応です。
この患者さんの場合
ポイントは
『めまい』『交感神経』『肩こり、首痛』にありました
その点をふまえ少し紹介します。
ふわふわするめまい→浮動性めまい
ぐるぐる回転するめまい→回転性めまい
自律神経失調症の浮動性めまいは
主に交感神経の亢進によるものです。
肩こりや首が凝ると、交感神経が亢進しやすい状態になります
この患者さんが肩こり、首痛が痛くなると
めまいやふらつきがひどくなったのはこのためです。
回転性のめまいは主に耳が原因で起こります
ぐるぐる回るようなめまいがある場合は
一度耳鼻科にかかってみてください。
また、肩こりや首痛があると
東洋医学的には頭部(頭)に栄養が行きにくい状態になります。
気分の落ち込みなど、精神的な症状にも
肩こり、首の痛みは大きく関係します。
軽度から重度まで
多彩な症状が現れる自律神経失調症ですが
きちんと治療すれば必ず良くなります(^^)